吹田市立第三小学校 吉井先生のフラッグ授業まとめ

フラッグフットボール
 「体育でフラッグフットボールをやってみないか。」というお話をいただき、自分もしたことがないスポーツで、しかも、用具を貸してくれるというので、やってみることにしました。  
自分が研修も受けた中で、不安な点は2つありました。
1つめは、運動量が少ないのではないか。
2つめは、作戦を教え込み過ぎて、クラブ指導のようになるのでは。
という2点でした。幸い、ルールはあるが、自分なりにアレンジしてもいいということだったので、その2点をカバーできるように、考えていくことにしました。

 まず、運動量ですが、フラッグフットボールでは、1回の攻撃ごとに、30秒の作戦タイムが与えられるので、相談の機会が増えます。そこでできるだけ運動量を増やすために、次のように決めました。
① 1チームは4人。(9チーム)ゲーム時は、オフェンス4人対ディフェンス3人。
② 審判はセルフジャッジで行う。
③ 1試合は10分、作戦タイムは、攻撃終了時から、ディフェンスに30秒数えさせる。
 フラッグフットボールは、オフェンスが多い方が面白く、またコートのせまさからオフェンスは4人が限界じゃないかという話を聞いていたので、1チームは4人にしました。運動場に4コートとっているので、1チームは休憩になりますが、休んだときは、休憩しているチームからかりることにしました。セルフジャッジは、もめるかな?と思いましたが、他のチームがジャッジしても結局もめるので、セルフジャッジにしました。1試合が10分と限られているので、子どもも「もめる暇があるなら次のプレーを。」という感じであまり、もめませんでした。
 作戦は、あまり細かいことは言わず、「自分たちで考えた方がおもしろいかな。」と思い、DVDで、「相手をブロックする方法があるよ。」ということだけを伝え、あとは、関大のアメリカンフットボールチーム、カイザースの人が来てから教えてもらうことにしました。

 次にルールですが、子どもたちも、自分もフラッグフットになじみがなかったので、子どもたちになじみのあるであろう、野球に置き換えてみることにしました。
基本のルール
・1試合は10分
・3アウトでチェンジ
・ボールを持っている人が、フラッグをとられたらアウト
・ボールを地面に落としたら、アウト
・ボールを持っている人が線をふんだらアウト
・タッチダウンしたらチェンジ
コートについて

・3アウトまでに、すすめたゾーンが得点になる。
・アウトになると、その場所と同じ高さの真ん中の位置から、スタートする。

 次にチーム分けですが、3学期から授業を始め、1月末にカイザースが来てくれるということだったので、時間があまりなかったので、こちらで分けることにしました。男女混合で明らかに運動能力の高い・低い子を均等に分け、子どもたちに「先生は、平等に分けたつもりだけどどう?」と確認しました。やはり、はじめから「あのチームが強すぎる。」、「このチームではどうがんばっても無理。」と感じるとやる気がでないので、どのチームも、「このチームならなんとかやれそう。」と思えることが大事かなと思います。

1回目(教室)
オリエンテーションということで、ルールを説明し、DVDを見ました。初めてのスポーツなのでルールは分かったような分らないような感じでしたが、見たこともない形のボールやフラッグに興味津々でした。
2回目(運動場)
色んなしっぽとりをしました。まず個人戦、チーム戦(作戦無→有)と条件を変えて行いました。初めてフラッグをつけたので、みんなはりきっていました。作戦は「2人組で後ろを守りあう」「1人を何人かで攻める」「弱い子を守るなど」色々な作戦がでていました。
3回目(体育館)
 ボールの持ち方、投げ方、ハンドオフ、ハンドオフからのパス、2対1のパスゲームをしました。ボールのスピンの掛け方が教師も分りませんでしたが、1人投げるのがうまい女の子がいました。コツを聞いてみると「なんとなく・・・。」とあまり意識していない様子。みんなに、「カイザースが来たら、教えてもらおうね。」と逃げました。
4回目(教室)
 やっとチームができ、発表しました。子どもたちも納得の表情で一安心。その後、チーム名、合言葉、チームの目標を考えました。
5回目(運動場)
 ボール運びゲームをしました。1対1、2対1、4対3と条件を変えて行いました。パスは、なしにしようかなと迷いましたが、前回練習したこともあり、子どもたちにまかせました。追い詰められてしまったときに、パスを投げてしまう子が多かったです。
6回目(運動場)
 今日は、いよいよカイザースが来てくれる日。運動場に出て、大きいお兄さんがたくさんいることに大興奮。フラッグフットボールの基本的な動き方や、作戦を教えてもらいました。カイザースの人たちのデモプレーを見て、「おおー!」と大歓声をあげていました。
 最後は、カイザースの人にコーチになってもらい、ゲームをしました。フラッグフットボールだけでなく、給食、掃除、昼休みまでかかわっていただいて、カイザースの皆さん本当にありがとうございました。

7回目~9回目(運動場)
 9チーム総当たりで、リーグ戦を行いました。作戦は、カイザースの人たちの指導をもとに、チームごとに作戦を考えました。作戦カードは、ラミネートして運動場にもっていけるようにしました。1試合ごとに一つは作戦を増やしていこうと声かけをしました。こちらがアドバイスをしなくても、どのチームも独自の作戦を色々考えていました。
1つのチームがなかなか勝てなくて、一人の女の子が一生懸命作戦を立て、みんなに声をかけ励ましていました。最後の試合の日、このチームになんとか勝ってほしいと思い、いつもより気にかけていましたが、ようやく初勝利することができました。
それぞれの授業の最後に、MVP(1番がんばった児童)をチームで話し合って決めましたが、タッチダウンを何度も決めた児童よりも、怪我をしても最後までプレーをした友だちや、負けていてもあきらめない友だち、声を出して盛り上げていた友だちがMVPに選ばれていて、色んな児童が認められ、自信をつけることができたなと感じました、また、そういう子たちを選んだことをとてもうれしく思いました。

その後・・・フラッグフットボール大会にて
 3月22日に、エキスポフラッシュフィールドで、フラッグフットボール大会がありました。今回は授業ではないので、希望者を募りクラスの垣根を飛び越えてチームを作りました。当日は前日の強風がうそのようないい天気で、とてもきれいな人工芝の競技場で子どもたちは大はしゃぎでした。
他の学校のチームは、5年生と6年生で、正直自分は、「楽しめればいいか。」と思っていましたが、子どもたちはあきらめず、スポーツマンシップにのっとり最後までプレーし見事、3位になりました!!!
クラスの中で、忘れ物ばかりして怒られている子、すぐに感情的になってしまう子、力はあるのになかなか前にでてこなかった子がとても活躍することができていました。その子たちをたくさんほめ、自信をつけることができて「今回フラッグフットボールの授業をしてよかったな。」と感じました。
同じ学年の新任の先生は、フラッグフットボールに目覚め、「フラッグフットボールクラブを作ります!」と燃えていました。
今回、フラッグフットボールの授業にかかわってくださった、吹田マーヴィーズの池下さんを始め、カイザースの皆さん、本当にありがとうございました。

(上の2枚の写真提供:産経新聞社)

4月23日 守口市教育委員会より同志社大学・大阪工業大学に感謝状

          

平成22年4月23日 守口市教育委員会より、同志社大学・大阪工業大学アメリカンフットボール部へ、感謝状が送られました。
同志社大学と大阪工業大学の両アメリカンフットボール部員は、守口市市内の小学校フラッグフットボール授業支援を行ってきた功績を称え、守口市教育委員会の藤川教育長より授与されました。
授与式には両大学から監督ならびに主将が出席され、教育長より感謝の言葉と、今後の授業協力依頼がありました。

 
       

フラッグティーチャー(たか)

『夢を応援 フラッグフットボール小学校支援プログラム』

日本フラッグフットボール協会 西日本支部 関西ディビジョンでは
「フラッグフットボール」の発展のために、多くの小学校へ用具提供、講師派遣を行い、
高い評価を受けることができました。

本年度も、小学校の先生方の様々なご要望にお応えすべく、
関西学生アメリカンフットボール連盟及び関西アメリカンフットボール協会の支援を受け、
大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県,岡山県の教育委員会、自治体、
小学校体育研究部会・小学校等を対象に
『夢を応援 フラッグフットボール小学校支援プログラム』を実施致します。

下記プログラム実施内容をご確認のうえ、是非お申込みいただければと思います。
またご相談につきましても随時お待ちしております。

●主管
日本フラッグフットボール協会 西日本支部 関西ディビジョン

●後援
関西学生アメリカンフットボール連盟 
関西アメリカンフットボール協会

●期間
2011年4月~

●対象
大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県、岡山県の
各教育委員会・自治体・小学校体育研究部会・小学校等

●プログラム実施内容
上記指定地区 小学校の研究授業・体育部会の講習会を中心に
サポートする支援プログラムです。

支援プログラムの詳細は下記の通りです。

①用具の提供
『各自治体や小学校単位で実施されるフラッグフットボールの研究授業及び授業研究発表会』
・1クラス分として、ボール20球・フラッグ40本・教本1冊・指導用DVD1本等を提供いたします。

『教育委員会・学校単位教員向け・小学校体育部会等主催にて開催される
フラッグフットボール指導者講習会』
・参加者1人につきプレゼン用として、ボール1球・フラッグ1本・教本1冊・指導用DVD1本等を提供いたします。

②講師派遣
・フラッグフットボールの授業での展開方法の紹介や児童への直接指導を行う
講師(指導員)を派遣いたします。

③大学生派遣
・フラッグフットボールの授業に外部講師として各地域隣接の大学生(
アメリカンフットボール部所属:フラッグフットボール講習会を受講済)を派遣いたします。

●応募方法
下記お問合せ先に直接お電話を頂くか、下記申込用紙に記入してメールまたはFAXでお申し込みください。
なお、お電話で直接ご連絡の際は、【①自治体・小学校名 ②担当者名 ③連絡先 ④支援希望日時】をお伝えください
(実施内容及び実施日等、詳細が確定していない場合等についてもお気軽にご相談ください。)

申込用紙のダウンロードはこちらから

●応募から実施までの流れ
応募受付後、こちらから連絡させて頂き、個別に支援内容を確定させていただきます。
また、講師派遣は日程に寄って対応できない場合がございますこと、用具につきましては限りがあり総量を超えた時点で支援を終了する場合があることをご留意ください。
なお、支援実施後、今後のフラッグフットボールの活動を行う方々への更なる支援を目的とし、実施内容について協会ホームページへ掲載いたします。

●お問合せ先
日本フラッグフットボール協会 西日本支部 関西ディビジョン
鴨谷(かもたに)迄
TEL 078-802-5790  FAX 078-805-4750
E-mail:kamotani@kansai-football.jp

NHK テレビスポーツ教室で「フラッグフットボール」が放映されます

いよいよ新年度がはじまります。各小学校は新学習指導要領実施の前年度にあたり、何かと急がしい年となりそうです。私たちフラッグティーチャーも何とかみなさんのお役に立てればと思っております。さて、ここでうれしいお知らせ。NHK教育テレビで「フラッグフットボール」がテレビスポーツ教室という番組で放映されます。講師はフラッグティーチャーの森一弘先生。どのような内容になるのか詳しいことは分かりませんが、WEBに公開されている放映予定を挙げておきます。決して見逃さないよう。
放映予定
日時:2010年4月25日(日) 14:30~15:00
番組:NHK教育

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講師陣紹介

東元春夫
東元 春夫
京都女子大学現代社会学部
森一弘
森 一弘
神戸大学附属住吉小学校 主幹(副教頭)
横町数則
横町 数則
高槻市立第一中学校
南喜普
南 喜普
草津市立山田小学校
鴨谷真
鴨谷 真
日本フラッグフットボール協会 西日本支部(支部長)