実践例 | 大阪狭山市立第七小学校 フラッグフットボール指導計画

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≪1.日時≫

平成23年1月26日(水) 第5校時(14:00~14:45)

≪2.場所≫

大阪狭山市立第七小学校 運動場(雨天時 体育館)

≪3.学年・組≫

第5学年3組 (30名)

≪4.研究テーマ≫

みんなでわかる みんなでできる 体育学習 ~ボール運動を通して~

≪5.単元名≫

フラッグフットボール

≪6.単元の特性≫

フラッグフットボールは、攻守共に作戦を考え、その作戦を実行するスポーツである。アメリカンフットボールをもとに考案されたものであるが、タックルなどの危険な接触プレーは禁止されている。
攻守の区別がはっきりしており、プレーが一回ずつ途切れるので、運動が苦手な児童も自分の役割や動きを明確に理解しやすいスポーツである。また、ボール操作で必要な技術は、投げることと受けることだけである。他のボール運動に比べても少なく、この点においても、ボール運動に苦手意識を持っている児童も取り組みやすいと考えられる。
市教研体育部として、作戦を立て実行していくことを通して、研究テーマである「みんなでわかる みんなでできる 体育学習」の研究を進めている。この点においても、フラッグフットボールは最適な教材である。1度の攻守は、攻撃側がフラッグを取られたり、ボールを地面に落としたりすると止まる。このため、自分たちが立てた作戦がうまくいったのか、うまくいかなかったのかをしっかり確認できる。また、その原因を考え、次の学習につなげることもできる。
作戦を考えていく過程においても、一人ひとりの役割を考えていけばよいのでチームの特徴やメンバーの長所を反映しやすいとも言える。そして、児童全員が学習に参加し、チームの一員としての役割を果たすことができる。

≪7.指導にあたって≫

12月に行った体育学習のアンケート結果は以下の通りである。(一部省略)

1.体育がすきな(きらいな)理由はなんですか
『すき』◆運動が好き ◆体を動かすと楽しい ◆競争するのが楽しい
『きらい』◆苦手なものが多い ◆運動が苦手 ◆寒いから
2.ボール運動で楽しかったことは何ですか
『個人技術に関して』
◆点を決めたこと(8人) ◆シュートしたとき(3人) ◆上手になったとき(3人)
◆野球で打ててうれしかった(3人) ◆うまくキャッチができたこと(3人)
◆パスがうまくできたとき(2人) ◆ボールを遠くまで投げられたこと
◆サッカーでディフェンスがうまくいったこと ◆パスカットが成功したこと
『チームや友達に関して』
◆作戦が成功したとき(3人) ◆チームで勝ったとき
◆友達にほめられたこと(4人) ◆やさしくしてもらったこと
3.ボール運動でいやだったことは何ですか
『個人技術に関して』
◆うまく投げられなかったとき(6人) ◆ボールに乗ってすべって転んだ
◆うまくキャッチできなかったこと ◆うまくボールの操作をできない
◆得点するのがむずかしいこと ◆ドジをしてしまうこと ◆うまく打てなかったこと
『チームや友達に関して』
◆できなくて怒られた(2人) ◆チームにやる気のない人がいたこと ◆ほめられないとき
『その他』
◆ボールが当たって痛い(5人) ◆男子が強くていやだった(2人)
◆ルールがむずかしい ◆(集中して)ねらわれた

以上の結果から、児童がボール運動を楽しく感じるかどうかは、一つは個人の技術に関係することがわかる。特に得点したときに楽しいと感じる児童が多い。フラッグフットボールも、どの児童にも得点のチャンスがある。加えて、サッカーやバスケットボールに比べて、ボール操作が比較的簡単であることから、ボール操作が苦手な児童でも、取り組みやすい教材であると考えられる。
チームや人間関係のことを挙げている児童もいる。一人ひとりの個性を活かした作戦を考え、実践し、そこからさらによい作戦を考えることで、チームワークの大切さに気付かせたい。また、フラッグフットボールは、ボールを持ったプレイヤーだけでなく、ボールを持たないプレイヤーなど、一人ひとりがゲームの中で重要な役割があり、その役割を果たすことで、自分が得点することに関わったという実感を得ることができる。したがって、みんなで協力して成功する、集団的達成の喜びが味わえると考えられる。

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日本フラッグフットボール協会 西日本支部(支部長)